ダイヤのA

高校野球をテーマにしたスポーツ漫画です。時速170kmの剛速球を投げたりする極端にデフォルメされた登場人物はおらず、ごく普通の高校生が勝ったり負けたりを繰り返しながら成長していく過程が好感をもてます。

この漫画、負ける時は負けます。しかもトラウマが残るほどえげつなく負けますので、「どうせ最後は勝つんでしょ」的な予定調和は通用しません。これは主人公が属するチームだけではなく、ライバルチームに対しても容赦なく適用されます。

そのためか、いわゆる「ヒーローもの」でありがちな「主人公とライバルのインフレ化」は発生せず、共に健全な成長をとげてくれますので安心して見ていられます。ただそれだけに、主人公だけではなくライバル達にも一定の愛着がわき、勝利至上主義の単純なスポコン漫画とは一線を画した複雑な心境を味わうことができます。

主人公が迎える最後の夏に「甲子園で優勝!」となるのか否か。これからの展開が楽しみな漫画です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする