覆面系ノイズ

覆面系ノイズは高校生のバンドの話です。主人公のニノは小さい頃となりの家に住んでいたモモといつも一緒でした。一緒に歌うことが大好きで、夜二人でお互いの窓をあけて歌を歌っていました。しかしある日モモは突然いなくなってしまいます。その悲しみからニノは毎日学校帰りに海で叫ぶように歌うようになります。そこでユズと出会います。ユズは叫ぶように歌うニノに自分の作った歌をうたわせます。ニノはユズの歌をうたっているときだけ呼吸できている気がして、それから毎日海でユズと会うようになります。

しかしある日、ニノは学校で「モモは夜逃げしたらしい」という噂をきき、帰りの海で叫ぶようにユズに泣きつきます。そのとき一度もニノの前で歌おうとしなかったユズは慰めるようにニノに歌ってみせます。驚いてニノは叫ぶのをやめ、ユズと一緒に歌います。次の日もユズとユズの歌をうたいたかったニノは一目散に海に向かいますが、ユズはそこにはいませんでした。砂浜にはユズが作曲した歌の続きの譜面が・・・。

そして数年後、ニノは高校に入学します。隣の席にはなんとユズがいました。留年してもう一度一年生をすることになったというユズは、軽音部に所属していました。誘われたニノは、またユズの作った歌がうたいたかったので、軽音部に入部することを即決します。そして新入生歓迎会での部活紹介で、ニノは早速バンドメンバーとともに体育館の舞台に立つことになります。曲は、覆面バンドとして活動している、”イノハリ”の「ノイズ」。ユズと舞台に立てることに喜びを感じ、ニノは全力で歌いますが、曲の途中、「ニノ」と呼ぶ声が聞こえました。あの日、突然いなくなったモモの声でした。ニノは体育館を飛び出し、モモを探しますが周りには誰もいません。

モヤモヤしたまま数日がすぎ、ユズと軽音楽部の仲間と毎日練習をしていました、しかしある日、屋上で歌の練習をしていたら、反対校舎の屋上にはモモの姿が。会いたくて、大好きなモモが現れ歓喜するニノですが、対するモモの反応はあまりにも想像と違っていました。

ニノとモモとユズの切なすぎる三角関係と、軽音楽部メンバーの本当の姿、高校生バンドとしての活動、ニノの成長、等々、すべてが本当に魅力的な作品です。音楽の描写もとてもかっこよく、リアルに描かれていて、学園ものではあるのですが単純な恋愛ばかりではないので、次の展開が全く読めず、続きが気になって仕方ありません。ニノが周りに支えられて少しずつ成長していく姿にもとても心を打たれます。おすすめ⇒ガリガリ娘を拾ったら

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