君に届け

地味で根暗な女の子が高校に入ってリア充になっていくという物語です。主人公の黒沼爽子は誤解されがちな見た目に反して性格はピュアで心優しい仏のような子です。純粋ゆえに集まってくる人、毛嫌いする人等も出てきます。同じクラスになったイケメンの風早くんは彼女の本質を見抜き事あるごとに気にかけ、一方爽子も彼の好意に対して次第に惹かれていきます。彼女の本質を理解するクラスメートも出てきて、いつしか腹を割って話せる親友になります。一方でそんな彼女を面白くないという者も出てきます。くるみというキャラクターです。くるみは爽子とは対象的な性格で計算高いし、嫉妬深い。美人の割にコンプレックス持ちというキャラです。昔から風早に思いを寄せていていい雰囲気になってきた爽子と風早の中を引き裂こうとしますが、周囲の尽力もあり計画は阻止されます。そんなくるみとも爽子は友達になります。爽子はくるみに対しても優しいのです。それから時間を経てから、とあるエピソードで爽子とくるみの二人きりで爽子の家でお泊まり会という回があります。布団をふたつ並べて爽子とくるみが腹を割って話すシーンは今思い出しても心が締め付けられます。くるみの後悔の懺悔ともいうべき謝罪というシチュエーションなんですが、かなり泣けます。本当にいいシーンです。この作品は爽子と風早くんの恋がメインなのですが、前半で恋仲になって決着しちゃったため、どちらかというと私はやのちんとピンへの恋の行方とか、ちづと龍の幼馴染の恋というサイドストーリーのほうが好きでした。映画にもなった話題作ですが、完結済みのためもう一度読み直そうかと思っています。

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